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AS-COMPANY 20番Lyman弾頭をSavage212で撃つ - 新RXP-RSショットシェルでガスシール+クッションを変えて撃つテスト

今回は新しいRXP-RS対応のワッズ、ガスシール、クッションを作成しました。

弾頭はAS-COMPANYの20番Lymanで、12番で撃つ用のワッズを作成。

ガスシールは3種類とクッション4種類作成し撃ってみた。

 

すべての装弾はLongshot 35grainで5発ずつ作成。

4発的撃ち用、1発弾速用。

 

新しいRXP-RS用のショトシェルケース?

最近販売されている日邦のRXP-RSの装弾ですが、以前のRXP-RSとショットシェルケースが変わっています。

以前のRXP-RSと比べるとケースの肉厚が変わってる。

なので、装弾の中身も変わっていると思われる。

今までRXP-RSを愛用していた方は精度が変わるはずなので、射撃テストしてみた方が良いです。

 

で、新しいRXP-RSのケースは今までのRXP-RS同様、今後も比較的射撃場で入手がしやすいのでは?と予想してます。(まだあまり見かけませんけど)

西富士射撃場の場合REDBIRDが一番入手しやすく、ついでRXP-RSなんで。

 

新しいRXP-RSの肉厚は0.6mm位です。

計測する位置や力加減によっては0.55mmだったりとズレもあるのですが、大体これくらい。

ショットシェルケースの肉厚の多くは0.55-0.6mmなので、新しいRXP-RS用に作成したワッズ、クッション、ガスシールは他のショットシェルケースでも使いまわしが可能です。

ちなみに以前のRXP-RSは肉厚0.65mm位なので、作成したワッズなどは完全にRXP-RS専用品でした。

 

ガスシールが変わると弾速や精度に影響が出るのか?

ボツ記事のネタなのですが、Ballistic Products Inc( BPI) の本物ガスシールと3Dプリントしたガスシールでも弾速に差がありませんでした。(ただしショットシェルケースは旧型RXP-RS)

私の作成している3Dプリントガスシールはしっかりとガスを受けきれているようです。

 

今回は光学式3Dプリンタでガスシールを3パターン作成しました。

作成したガスシールと、結果はこんな感じ。

 

(A)オリジナルのお椀形状のガスシール

あまり良くなかったです。

ダメではないんだけど他のガスシールが良い感じでした。

ちなみに撃っていて1回だけガス抜けありました。

 

(B)BPIの円がたくさんある型をパクったガスシール

(A)より良い感じですね。

ただこのガスシールは形状的に印刷でサポート(光造形式3Dプリンタでは造形物をプラットフォームに直接置くのではなく、サポートという足を付けて印刷するのが基本)をつけるのが面倒くさいし、サポートの破片が円の溝にハマると取るのが大変。

FDM方式の3Dプリンタで作るならこちらの方が綺麗にできるかも?

 

(C)BPIの中心だけ盛り上がってる型をパクったガスシール

3つのクッションの中で一番良い精度が出ていました。

3Dプリントでもサポートを(B)ほどはつけなくても良いのでさほど苦労しない感じ。

 

 

クッションが変わると弾速や精度に影響があるか?

クッションは4種類用意しました。

 

(1)蛇腹のピッチが短いもの (高さ15mm)

(2)蛇腹のピッチが長いもの (高さ14mm) 

(3)蛇腹のピッチが短いもののショートバージョン (高さ9mm)

(4)蛇腹のピッチが長いもののショートバージョン (高さ9mm)

 

(2)は、以前からテストで使用していたクッションになります。

 

(A)のガスシールとと相性が良いのは(2)ですね、3発はそこそこまとまってます。

お椀型にはやはりこのクッションが相性が良いのでしょうか?

 

(B)のガスシールと相性が良いのは(3)ですね。

3発が繋がっているレベルの精度です(1つ40mm飛んだ)

 

(C)のガスシールと相性が良いのは(2)と(3)で悩むレベル。

(2)は3発が繋がっている精度で、1つは110mmほど飛んだ。

(3)は2発ずつが繋がっている精度で、4発全てが50mmの円の中に入った(西富士のマト計算だと9.5点ってところ)

 

(1)は過去にもそれほど精度が出ていないクッションなので、今後はテストしなくて良いかな。

動画で見ると、銃口から変な煙出てるし。

 

(4)は悪くないんだけど、お!っていう精度が出なかったので、しばらくお休みで良いかな。

 

とりあえず(3)が良い感じなんで、(C)(3)でテストをしていこうかな。

 

 

弾速が出なかった原因を考えてみる

今回は弾速がおかしいです。

全てLongshot 35 grainでテストしましたが、全体的に下は1424FPS、上は1744FPSです。

予想では1700-1750FPSだったのですけどね。

またはこのケースの限界弾速が1700FPS位なのかも。

 

(A)
(1)1601 (2)1582 (3)1601 (4)N/A

(B)

(1)1456 (2)N/A (3)1582 (4)1744

(C)

(1)1440 (2)1424 (3)1624 (4)1503

 

クッションは違えど、ほとんどのガスシールで弾速の上下幅が大きすぎます。

 

考えられる原因がいくつか。

今回3Dプリントした全てのものが、なんかベトベトしてた。

ベトベトが原因で摩擦抵抗が安定していなかった可能性があります。

 

も一つの原因。

ワッズとガスシールの設計時の直径が大きすぎたかも。

ワッズがケース内で動かないようケースの内径より少し広く設計してたので、ケースが少し膨らんでいた。

これも摩擦抵抗を増やす原因だと思う。

 

 

旧RXP-RSより新RXP-RSの方が精度が良い理由?

ケースの内径が大きくなったことによりワッズの外径を大きく作ることができるようになった。

結果、ライフリングにワッズが食い込みやすくなって精度が上がったのではないかと予想。

 

あとは、新しいRXP-RSのケースはカットしなくても、ケースの高さがほとんど同じ(小数点以下の誤差はある)。

またケースの口もギザギザが少なく小さな裂けも見た感じないから、ガス圧が安定しているのかも。

 

 

最後に一言

次回はワッズとクッションの設計を変えてみよう。

 

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