ハンターになろう

グループ猟における無線通信

グループ猟では必須の無線機。

勢子やタツマをしている時に使用する無線機は出力が5wのハンディ無線機。

場所にもよるが3km程度離れていても複数人と同時交信ができるので非常に便利だ。

 

有害鳥獣駆除や管理捕獲などではアマチュア無線は使用できない

無線機は狩猟グループの年齢層が高いとアマチュア無線が高確率で使用されている。

しかしアマチュア無線は業務では使用できないという法律(電波法施行規則第3条第1項第15号)があるので、金銭が得る事がない純粋な趣味の狩猟でしか使用できない。

つまり「有害鳥獣駆除」や「管理捕獲」(以下駆除と記載)ではアマチュア無線を使用できない。

もし金銭を得る為の狩猟で無線を使用したいなら業務目的でも使用できる無線が必要となる。

業務目的で使用される無線は免許が不要で狩猟でも使用でき貸し出しも可能な「デジタル簡易無線」の登録局が便利だ。

デジタル簡易無線には免許局登録局の2種類があるが免許局は無視してよい。

総務省も狩猟でのデジタル簡易無線登録局の使用を推奨している。

 

アマチュア無線とデジタル簡易無線(登録局)

参加する猟隊が狩猟の時にアマチュア無線を使用しているならアマチュア無線技士免許の取得及びアマチュア無線機の購入と登録をする必要が出てくる

猟隊の一部の人たちがグループで駆除をやっておりそちらにも参加したいならデジタル簡易無線機もいずれ購入する必要がある。

何故ならアマチュア無線機とデジタル簡易無線機では扱える周波数帯が異なるからだ。

翌年度の管理捕獲の登録は猟期の終わり頃(4月スタート)からなので、とりあえずグループ猟を体験してみてからデジタル簡易無線機を購入するか検討してみても良いだろう。

 

狩猟も駆除も無線機はデジタル簡易無線の登録局で統一して欲しいところ。

しかし補助金などでデジタル簡易無線機がタダで手に入るならともかく、今後2,3年先も狩猟ができるかわからない年寄りに「デジタル簡易無線機」を自腹で買えと言っても拒絶されるだろう。

また猟期中はグループ猟をするけど駆除はグループではしない人(駆除は罠や流しのような無線機を必要としない猟)も「デジタル簡易無線機」は必要ない。

そのような理由からアマチュア無線をいまだに利用している狩猟グループは沢山あるので、アマチュア無線の取得方法などを記載したいと思う。

 

 

第4級アマチュア無線技士免許を取得する

アマチュア無線機を使用するには国家資格である「第4級アマチュア無線技士免許」(無線従事者免許証)と、無線局免許状(無線機の登録の事)を最低でも取得する必要がある。

最低でもと記載したのは例えば50wのモービルは「第4級アマチュア無線技士免許」(以下4アマと記載)では扱えないからだ。

144/430MHz帯の5wハンディ無線機や20wまでのモービルであれば4アマで扱えるが、より遠くまで送受信ができる高出力50wモービルを使用するには3アマが必要となる。

モービルは車からアンテナが出ているので無線の設置がわかりやす為からなのか、警察の取調がまれにあるようなので4アマなのに20wを超える無線機を積載しないよう注意。

 

ドローンの操作でも第4級アマチュア無線技士免許は使える

「第4級アマチュア無線技士免許」があればドローン操作を5.7Ghz,5.8GHz帯の周波数を利用したFPV(First Person View、一人称視点)で遊ぶできる。

ドローンについているカメラ映像をモニタで見ながらドローンを操作できるのだが、電波の送信に無線LANを使用するようなトイドローンなどであれば免許不要。(映像送信は遅く電波の距離も短い)

映像の送信に5.7GHz,5.8GHz帯のビデオ無線を使用しているガチな方のFPVドローンを操作するには最低でも4アマが必要となる訳だ。

しかしFPVドローンを金銭を得る目的で使用するなら(広告つきYoutubeに映像アップするなど)プロ用免許の「第3級陸上特殊無線技士免許」が必要となる。

あくまでもアマチュア無線は「アマチュア=お金稼ぎではない」目的でしか使用できない。

勘違いしないで欲しいが、第3級陸上特殊無線技士免許を持っていても4アマ無線機は使用する事ができないので注意。

 

 

仮にアマチュア無線を用いて狩猟をしなくなっても、FPVドローンのように別の用途で4アマ免許を使う事が将来あるかもしれない。

無線従事者免許証は生涯有効で、無線局免許状(無線機の登録のようなもの)は5年間有効。

4アマ免許を取得するには国家試験に合格するか、養成課程講習会または養成課程eラーニングを受講して修了試験に合格する方法がある。

  • 自分で勉強でき費用を抑えたい人は国家試験
  • 2日間の講習でさっさと免許を取得したい人は養成課程講習会
  • 国家試験や養成課程講習会の日程が合わなかったり会場が家から遠い人は養成課程eラーニング

 

4アマ無線免許は銃や狩猟の試験に合格するよりも遥かに簡単に取得できるだろう。

 

 

第4級アマチュア無線技士国家試験の応募方法と日程

応募方法や日程に関しては「公益財団法人 日本無線協会」のサイトを参照。

 

3アマ・4アマの「第三級及び第四級アマチュア無線技士国家試験案内」のページを見て貰えば判るが、試験は23都道府県でしか行われないのでその他の地方在住者は受験のハードルがやや高い。

また試験開催日も名古屋・大阪以外は多くても年4回程度なので計画的に受験をする必要がある。

もし近隣試験会場での応募が間に合わなかったが東京の日程がバッチリ合うなら東京で当日受付をして受験する方法もある。

 

近隣会場での試験や講習会まで何ヶ月も待たなくてはいけないような場合にはeラーニングがベターだろう。

 

第4級アマチュア無線技士国家試験の勉強方法

試験問題には出題パターンがあるので、予想問題集を購入して問題と答えを覚えるのが良い。

 

試験問題は法規12問と無線工学12問なのだが、「完マル」では各問題毎(1−24)に20−30パターンの例題(と出題頻度)が記載されている。

法規を覚えるのは比較的簡単なので、無線工学を中心に繰り返し勉強すると良いだろう。

 

実際の試験内容は「完マル」で勉強した問題と同じだった。

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養成課程講習会か養成課程eラーニングに参加する

費用は2万円以上とかなり高額になってしまうが、合格率の高い養成課程講習会やeラーニングも良いかもしれない。

修了試験が国家試験より合格しやすい(試験問題を教えてくれる)ようなので、どうせ高いお金を払うなら3アマを取ってしまうのも手かも。(3アマは4アマ試験+モールツ信号を覚える程度)

 

4アマの養成課程は2パターン。

  1. 講習会 会場で2日間の受講(法規6時間と無線工学4時間)と修了試験を行う
  2. eラーニング 動画を見て受講(法規6時間と無線工学4時間)、修了試験はCBTテストセンターで行う

講習会は年数回しかない実施されないのと2日間拘束されるのがデメリットだが、日程さえ合えば2日間で免許が取得できるのは勉強時間も含めて最速だろう。

eラーニングは修了試験を全国に沢山あるテストセンターで受けられるのがメリット。

修了試験の日程はテストセンターの混雑具合に左右されてしまうデメリットがあるかもしれないが。

 

 

JARD 一般財団法人日本アマチュア無線振興協会

4アマは講習会のみ、eラーニングは3アマなら可能。

 

株式会社キューシーキュー企画

4アマは講習会とeラーニングのどちらかを選択できる。

陸上特殊無線技士の養成課程などもある。

 

 

アマチュアハンディー無線機を購入するにあたり

無線機の知識がない私のような人は無線機は無線機屋で知識豊富な店員と予算も含め相談しながら購入した方が絶対に良い。

ネットショップで見かける外国メーカーなどの技適がついていない安い無線機などは日本で使用すると違法になるので注意。(販売できる時点でおかしいが)

以下私が無線機を1年間使ってみて無線機に必要な物や機能を記してみた。

 

重要

出力が5Wで長いアンテナに付け替え

出力が強ければより遠くまで送受信できるようになる、アンテナはその補助。

アンテナは長すぎても邪魔なので、無線機を取り付ける位置を決めてからアンテナの長さを決めると良い。

 

スピーカーマイク

スピーカーマイクは無線機をどこに取り付けてもマイクとスピーカーの位置を胸元にする事ができるので必須。

スピーカーマイクにイヤホンジャックがついているものが良い。

スピーカーマイクはそれぞれ使用できる機種が決まっているので、無線機を持ち込んで店員に相談しながら購入した方が良い。

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イヤホン

イヤホンはタツマでは必須。

片耳掛け式なら耳を完全に塞がないので周囲の音も拾える。

イヤホンジャックのφとプラグのφが異なると使用できないので、スピーカーマイク購入時に一緒に購入した方が良い。

 

バッテリー持ち

6時間以上もつバッテリーが搭載できる無線機が欲しいところ。

今までバッテリー1つで猟が終わるまでバッテリーがもたなかったことはないが、オプションで乾電池が使える機種だと便利。

オプションは必要だと感じたら購入すると良いだろう。

 

防水・防塵機能と堅牢さ

無線機の収納ポケットに雪が入り込んでる事もよくあるので本体の防水は当然としてプラグ周りの防水にも注意。

同じくポケットには土・葉っぱ・枝などが毎回入り込んでいるので、防塵もないと厳しい。

転んだりした時に無線機が壊れる事がないようそれなりに丈夫だと安心。

 

 

便利

軽さと大きさ

ただでさえ重い装備をしているので、無線機は軽ければ軽いほどよい。

無線機の収納はポケットか外付けケースになるので、無線機が小さいほど収納しやすい。

 

チャンネルメモリ機能

ドッグマーカーの周波数にボタン1つで切り替えられるのは便利。

チャンネルを切り替えたら他のチャンネルは聞こえなくなるので切り替えた後の戻し忘れ注意。(たまにある)

勢子は別途無線機を持っているはずなので不要かな。

 

デュアルバンド

144MHzか430Mhz帯のどちらを使用するのかは猟隊で決まっていると思うのであった方が良いかも程度。

余程安い商品でないなら標準搭載かも。

 

 

最後に一言

余談だが「第2級陸上無線技術士」と「第2級陸上特殊無線技士」を混同していた。

4アマ無線を趣味で使い、YoutubeでFPVドローン映像を流す場合には「4アマ」と「3陸特」の2つの免許が必要だが「2級」ならば免許1つでどちらも兼ねている「らしい」

2陸特は3陸特の上位で4アマも使用する事ができる「らしい」から、どうせ取るなら2級だぜーと。

無線に詳しい人ならとっくにオチがわかっていると思うがどちらも2級ではあるものの、4アマも扱えるのは「第2級陸上無線技術士」、略して「2陸技」の方でした残念。

第2級陸上無線技術士に比べたら第2級陸上特殊無線技士は下の下の免許、2陸特は取れる気がするが2陸技は取れる気がしない。

そもそも4アマ試験より簡単と言われている2陸特で4アマも扱える訳がないのだ。

 

衛星との通信、気象レーダーの操作、スピード違反などを取り締まるネズミ取りのレーダーの取り扱いをする訳でもないなら、FPVドローン操作には「3陸特」を取れば十分ではある。

しかし試験難易度はどちらもそれほど変わらないそうなので、将来的にネズミ取りのバイト求人があるかもしれないし「2陸特」を取るのも悪くはないかも。

 

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