ハンドロード 鉄砲関連

鉛を使用の実包が2025年より規制される

昨日このようなニュースが。

 

狩猟で使われる鉛の銃弾による鳥類の中毒死を防ぐため、環境省は10日、2025年度から段階的に鉛製銃弾の使用を規制する方針を発表した。全国的な実態調査を今後進めた上、具体的な規制内容を決める。小泉環境相は同日の閣議後記者会見で、「30年度までに鉛中毒発生ゼロを目指す」と話した。

読売新聞オンラインより

 

小泉環境大臣が結婚してから割と早い段階で狩猟用実包の非鉛化全国展開が噂されていましたが、ついに2025年から段階的に実施されるようです。

北海道では2000年からすでに行われている規制なので、まぁいずれ鉛規制は全国展開するだろうなとは思っていました。

しかし非鉛化によって実包のコストが確実に跳ね上がってしまうので、巻狩なんてやってられんって人も出てくるでしょ。

 

非鉛化で実包1発あたりのコストがどれくらい上がるか

2025年になったら即鉛実包の使用禁止とかにはならないだろうけど、鉛実包2024年には銃砲店が入荷を控えるっぽい。

そうなると2024年の猟期前に鉛実包の在庫争奪戦が始まるのかな?

 

鳥撃ちハンターが使用するであろうスチール弾は1発200円前後。

規制前にやれていた射撃用32gの7.5号(60円くらい)を買って狩猟で使用するという技は使えなくなるので、1発200円の弾でヒヨドリなどを獲るのはアホらしくなるかな。

 

空気銃用の非鉛5.5mmペレットは20円前後とかなのでまだまだ安い。

鳥撃ちは空気銃でやる時代になるかも。

 

ハーフライフルで使用するサボットのカッパー弾は1発当たり550円-800円。

スコープ合わせの10発だけで地方の若者の日給が飛ぶレベル。

 

ハーフライフル銃身でもスムースボア銃身でも使える弾DUPO28が1発450円前後、モノリット28が1発400円前後。

相性の良い銃(銃身)があるなら有効だけど、私の銃で試した感じでは精度的に使えない。

 

ライフル実包は見た目は銅でも、銅コーティングされているが芯には鉛が使用されていたりする。

おじいさんはその辺全然わかってないから、規制前に買った弾は全部使い切ってください。

 

非鉛のスラッグ弾は現状の日本では需要がないからか価格を調べる事ができなかった。(北海道ではわざわざスラッグを使わないだろうし)

海外ショップではWINCHESTERのSUPER-Xの非鉛が鉛の1.65倍程度の値段で販売されているので、非鉛スラッグ実包日本価格だと400円前後が妥当?

 

非鉛化実包を自作する場合

銅(874MPa)より柔らかくて家庭でも溶かせる非鉛金属だとこの辺りかな?

 

金属 融点 ブリネル硬度(MPa) 密度(g/cm3) 1kg当たりの値段(円)
鉛(LEAD) 327.5 38.3 11.35 1,000
ビスマス(BISMUTH) 271.5 94.2 9.78 3,450
錫(TIN) αスズ 231.92 51 5.77 5,910
亜鉛(ZINC) 419.53 412 7.14 2,420
亜鉛合金 400-450 1,870
ホワイトメタル(1種) 235 5,580
ホワイトメタル(2種) 240 5,410

 

値段は1kgのネット調べで、1kg以上でしか売っていない場合は1kg換算した。

鉛1kgだと12GAのスラッグなどが大体30個前後作れる。

密度は例えば亜鉛で鉛と同じ弾頭を作った場合鉛の弾頭は亜鉛の弾頭の約1.6倍位重たい、同じ1kgでも鉛の弾頭より亜鉛の弾頭は1.6倍多く作れるという事でもある。

 

ホワイトメタル1種と2種は錫とアンチモン(294MPa)と銅で構成されており、錫は1種が88%以上で2種が84%以上なのでそれなりに柔らかいはず。

ネットで売っている亜鉛合金は、亜鉛とアルミ(245MPa)と銅で構成されているらしく93%くらいが亜鉛。

 

鉛や錫くらいの硬さの金属だと弾頭が獲物の体内で潰れて傷が大きくなるのと弾が体内に留まりやすいのでダメージが大きい。

ビスマスや亜鉛はファクトリーロードのスラッグなどで使用されているので硬度は問題ないという事だろう。

 

亜鉛合金は融点が約450℃なので所持しているコンロの火力で溶けるかが問題だが、それがクリアできるならコスト的に鉛の代わり第一候補にしたいところ。

 

 

最後に一言

日本はアメリカなどに比べて実包の需要が高くないから値段が高いのは納得だけれど、非鉛でますます気軽には撃てない値段になる。

輸入実包はどうしても値段が高く(アメリカの2倍とか)なってしまうので、国内メーカーに頑張って輸入ものより安い実包を作ってもらいたいところである。

 

ハンドロードは1発当たりのコストで考えるとファクトリーロードより断然安いのだけれど、安定した弾ができるまでのテストにかかる時間とお金の事も考えないとならない。

猟期だけの週末ハンターなら素直にファクトリーロードを購入した方が良いと思う。

 

 

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