ハンドロード 動画

RESIONE TH72で20番のMATCH弾頭を12番散弾銃で撃つ為のワッズとかを3Dプリントしてみた(2)

今回は3DプリントしたRESIONEのTH72で作成したSvarog hunt 20番 MATCH弾頭用12G番ワッズとSiraya Tech Tenaciousで作成したクッションを撃ってきました。

前回と違うのは、ガスシールにBPIのガスシールを使用した事。

というのも、前回射撃してみた時に、「あーこれはガスシールが問題だな」と感覚的にわかったから。

今回のテスト結果次第ではワッズとクッションが完成します。

 

 

RESIONE TH72で作成したSvarog hunt 20番 MATCH弾頭用ワッズ

3DプリンターはELEGOO MARS3。

使用したレジンはRESIONE TH72で、RESIONE公式の印刷設定をCHITUBOXで読み込んでます。

IPAでの洗浄は1次洗浄は洗浄液の中でゆするだけで、2次洗浄はELEGOO Mercury Xで3分。

2次硬化はELEGOO Mercury Xで30分です。

 

これはほぼ完成したと思います。

前回作成したものは、RXPのケースに入れた時にケースが若干膨らんでしまう事が原因かわからないけど排莢で引っかかる事が何度かあった。

なので今回はRXPのケースに入れた時に膨らまないよう若干外径を小さくしました。

外径を小さくしてもライフリングにはしっかりと食い込むことを確認もしています。

 

あと排莢で引っかかっていたのはケースのスレが原因かもしれないので、ケースにはシリコンスプレーを噴射して滑りやすいようにもしておきました。

動画では映していないけれど、薬室1発弾倉2発の状態で撃った後に排莢・装填が3発とも問題なくできる事も確認してます。

 

 

 

Siraya Tech Tenaciousで作成したクッション

Tenacious100%で3Dプリントするの難しいっす。

ビルドプラットフォームは15個分作れるので15個MAXで作成しているんですけど、ちょうどビルドプラットフォームの中心にあたる1個が毎回のように印刷が失敗してます。

 

3DプリンターはELEGOO MARS3。

使用したレジンSiraya Tech Tenaciousで、Siraya Tech公式の印刷設定をCHITUBOXで読み込んでからちょっと改良

IPAでの洗浄は1次洗浄は洗浄液の中でハケで軽く撫でて、2次洗浄はELEGOO Mercury Xで3分。

2次硬化はELEGOO Mercury Xで25分です。

 

 

で、前回のクッションは高さが高かったんですね。

弾頭を上にセットするとクッションがほぼ凹んだ状態になってしまっていました。

 

なので今回のクッションは設計を若干変えて高さを低くしました。

Tenaciousは適当作りでも衝撃を吸収してくれる感じなんで蛇腹は不要かもしれないけど、前回上手くいっていたので今回も蛇腹にしました。

 

 

 

ケースは再々利用したものを使用

ケースは1度リロードしたら使い捨てなんですけど、猟期中は射撃場がガラガラなんでケースがあまり捨てられてない。

RXPのケースストックは200個くらいしかないので、今回は前回スタークリンプしたものを再利用する事にしました。

つまりケースの再再利用です。

 

ケースはガス圧の関係で高さは揃えた方が良いので、ケースの高さを揃えるのに余分な部分をカッターで削る訳です。

で、カッターの刃の当たり方次第では、ケースの口を広げるときに切り口から裂ける事があるのであまりやりたくないんですよ。

指の筋肉も疲れるし。

 

もし前回リロードしたケースをそのまま使えるなら使えるに越したことはないじゃないですか。

という訳でケースを再々利用した場合には射撃時にどれだけ影響がでるかもテストしてます。

ちなみに前回スタークリンプしたケースは高さを揃えていません。

 

元スタークリンプされていたケースの口を広げる時に、口を広げすぎると裂けてしまうものが出てきます。

裂ける箇所は折り目がついている部分ですね。

裂けていてもスタークリンプはできるけど、裂けた箇所が重なったりする場合もあります。

とりあえず、今回は裂けたケースも使用しているので、弾速や着弾がおかしかったら「あー裂けてたケースだな」と思ってください。

大体どの火薬量でも1つは裂けてるケースがあります。

 

え?なんでそんなテストするのかって?

今回の射撃テストはワッズとクッションがイケてるかどうかのテストなんで、精度や弾速はある程度わかればいいんです。

なんで普段やれないようなテストも一緒にやれた方が良いじゃないですか。

 

 

射撃してみた結果

動画でも触れてますが、スコープ映像はありません。

TactacamにSIMカードが入っていないなんて思ってもいなかったので、ずっとTactacamがブンブン振動していたのはバッテリーが少ないのかな?とか思っていました。

あと射撃のたびに電源が切れていたので、異変に気づくべきでしたね。

 

 

動画を見た方、射撃結果はいかがでしたか?

ケースの高さがまちまち、ケース再々利用、ケースが裂けているものもある状態でもこの精度は出るようです。

もしケースの高さを揃えたりした万全状態で挑んでこの精度なら気分が落ち込みますが、今回のテストでこの精度は悪くないですよね。

弾速が安定していないのもケースのせいにできますw

すみません、火薬量は0.1グレイン未満のズレはあると思います、天秤見るの疲れました。

 

まーとにかくです、やはり前回射撃した時に問題があったのはガスシールだった事が判明しました。

つまり、ワッズとクッションはこれで完成っと。

 

 

次のテストでやること

次はガスシールを完成させたいですね。

TH72で作成したガスシールの問題は柔軟性だと思います。

TH72はPPと柔軟性を比べると若干硬いです。

次回はTH72にTenaciousを混ぜて柔軟性を出した上でテストしてきます。

あとガスシールの形状も何パターンか用意してみようと思います。

 

ガスシールの完成は36グレイン以上でもガスが漏れなければ完成になるのかなー。

 

 

最後に一言

なんかすごく面倒なことをやってますね私。

元々2年くらい前に狩猟でサボット使うのに既製品は高いから弾頭に50口径を使おうと思ったのがきっかけで色々始めた結果が今に繋がってるんですけどね。

いつの間にか3Dプリントでワッズを作ろう(成功)という流れになり、今ではクッション(成功)やガスシール、最終的にはケースまで3Dプリントしようとしています。

50mで5発撃って1700FPS以上で桜が咲いたら成功と考えています。

 

STLデータの配布は一都八県のスラッグで優勝できたら考えますw

その前に県の代表にならないといかんので、何年先になるかわかりませんけど・・・

 

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