3Dプリント ハンドロード 動画

3Dプリンターで50口径弾頭の12番散弾銃用ワッズを作成してみた(2)

今回は3Dプリンターで「LEE 50CAL 320の12番用ワッズを作成する」の2回目。

 

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ワッズの形状は弾頭を2つで挟むWinchester方式

今回のワッズは2つのパーツで弾頭を挟むWinchesterサボット弾のような形状にしてみました。

このタイプのワッズは完全に1つの弾頭形状専用で、弾頭はワッズに完全に密着する感じ。

私がFEDERALとWINCHESTERのファクトリーサボット弾を試した限りでは、FEDERALよりWinchesterの方が精度が高い結果でした。

なので、FEDERALのように1つのサボットから伸びている4つの壁で弾頭を挟むタイプより、2つのパーツで弾頭を挟む方が精度が良いのかなという事で今回はそのタイプのワッズを製作してみた次第。

 

スペーサーはコルクだけで

ガスシールからワッズまで12mmは底上げする必要があるのですが、前回は3DプリンターでELEGOOのABSライクレジンで作成したペラペラのスペーサーを使用しました。

今回は衝撃をコルクで吸収する作戦です。

 

動画にはないのですが、テスト射撃で

  • コルクだけ
  • 8mmスペーサー+コルク
  • スペーサーだけ

の3パターンを撃ってみたのですが、弾速も精度もほとんど差がなかったんですね。

なので、ガスシールとワッズの間にあるものは何でも良いのかな?といった感じですが、まだまだ検証が必要ですね。

 

パウダーはLONGSHOTとUNIVERSALで試してみた

以前LEE 50CAL 320の弾頭を撃つのに使用していた銃はRemington870 24インチ ハーフライフルバレル でした。

そしてワッズはRXPのスラッグ用のケースでLONGSHOTを使用。

その時は結構良い感じの弾速と精度だったのですが、現在テストで使用している銃はSAVAGE 212 22インチ ハーフライフルバレル。

そしてケースもWINCHESTER AAに変更しているといった違いがあります。

その為か解らないですが、LONGSHOTでは弾速と精度が全然出ません。

 

というわけで今回はLONGSHOTと、LONGSHOTより早く燃えるUNIVERSALを使用しました。

動画でも説明していますが、LONGSHOTとUNIVERSALはバレルの長さ、弾頭の重さで使い分ける感じですかね。

 

今回のテストではUNIVERSALの方が精度が高かったです。

 

またUNIVERSALはLONGSHOTと同じ弾速を出そうとした場合パウダーの使用量も少なくて済むので、1瓶あたりLONGSHOTより多くの弾が作れるエコな火薬です。

LONGSHOTは1瓶で作れる弾は200発程度、UNIVERSALの場合はプラス何十発が多く作れます。

 

 

LEADSLEDは失敗だったか

今回使用してみたシューティングレストは前回と同じくCaldwellのLEADSLEDなんですが、頬付が甘いのか射撃時に何度かバレルが上がってしまいました。

気づいてからは頬でしっかり押さえつけるよう気をつけて撃ったのですが、気を抜くとやっぱりバレルが跳ね上がってしまいます。

次回はLEADSLEDは使用しない方向で試しますかね。

 

 

射撃してみた結果

やっぱりというか、UNIVERSALの方が精度は高いですね。

 

しかし全体的にもっと精度が出ても良さそうなものなんですけどね。

 

動画で説明している通り、射撃が終わった後にワッズを拾ってみようと思って探してみたのですが、1つも発見することができませんでした。

何度も撃っている3Dプリントしたスペーサーも見つかりません。

 

おそらくワッズに使用したFASTはスペーサーにコルクを使用して衝撃吸収をしていようと、衝撃に耐えられていないようです。

銃身内でワッズが粉々になっているのでしょうね。

そうなると弾頭は銃身内で浮いてしまいますね。

なので精度が出ていないのかもしれません。

 

 

レジンを変更してみよう

銃身内でのワッズの強度を増やすのは、単純に硬いレジンを使うだけではダメかもしれません。

SIRAYA TECH FASTが強度的に弱いのは解っていたんです。

コルクで衝撃を緩和すればいけるかなと思ったけど、やっぱり今回のテストでダメだった。

次は衝撃強度に優れるSIRAYA TECH Blu を使うかというと、使わないです。

 

実は以前Bluで作成したワッズとELEGOOの植物レジンで作成したワッズをハンマーで叩いた事があります。

どちらも印刷方向に対しての強度はあったのですが、横方向からの衝撃には非常に脆い事が判明しました。

印刷方向の強度もあくまでもハンマーで叩いた程度の衝撃なので、パウダーの圧力では簡単に砕ける可能性があります。

 

しかしプラスチックでできたワッズなどは砕けません。

プラスチックは一般的なレジンと比べると柔軟性があります。

なので、ポイントは柔軟性では?

 

そうなると、私が所持しているSIRAYA TECH TENACIOUS とFASTを混合した液でワッズを作るという方向性にシフトしたほうが良いのかも。

コストは1発あたり20円-30円してしまいますが、今の時代ワッズを輸入しようとしたら50円超えとかしてしまうので、決して高くはないかな。

 

TENACIOUSとFASTの混合比率は6:4だと少し硬く脆い感じがするので、次は7:3で試してみますか。

 

 

最後に一言

Youtubeは記録媒体として便利ですね。

射撃映像を自分で保存しておく必要がないから。

編集も少し慣れました。

 

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